中国語のモダリティにおける接続詞・談話標識への転成:構文化と言語類型論の観点から
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- 朱 冰
- 研究代表者
- 九州大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19K13191 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 19K13191
- 研究種目
- 若手研究
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分02060:言語学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 関西学院大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-04-01 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 2,210,000 円 (直接経費: 1,700,000 円 間接経費: 510,000 円)
研究概要
モダリティの文法化に関する従来の研究では、典型的なモーダル的意味(例:日本語の「かもしれない」が表す認識的可能性の意味)をめぐる諸変化の方向性やそれが物語る言語間の普遍性と多様性といった重要な問題が追究されてきた。しかし、典型的なモーダル的意味から逸脱したほかの文法機能(例:譲歩・条件などの節連結機能)、いわゆるポストモーダル機能への拡張については体系的な分析が遅れている。本研究は、中国語のモダリティにおける接続詞・談話標識への転成に焦点をあて、モダリティにおける典型的なモーダル領域から複文(節連結)・談話の領域への機能拡張を動機づける要因を明らかにすることを目的とする。