野球選手の投球速度を向上させる体力要素およびトレーニング法の検討
研究課題情報
- 体系的番号
- JP22500602 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 22500602
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
-
- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 総合・新領域系 > 総合領域 > 健康・スポーツ科学 > スポーツ科学
- 研究機関
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- 石川工業高等専門学校
- 研究期間 (年度)
- 2010-04-01 〜 2014-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,290,000 円 (直接経費: 3,300,000 円 間接経費: 990,000 円)
研究概要
野球の投球速度と様々な体力要素との関係を検証した。その結果,相関がみられたものはスクワットや握力といった筋力要素のみであり,相関性も高いものではなかった。投球動作で上半身の回転運動が制限されると投球速度に差がみられなかったこと,投球速度とバッティングの打球速度では高い相関がみられたことから,投球速度は体幹の回転パワーとそれを伝達する上肢の振りが大きく影響しているものと考えられた。さらに体幹の回転パワーと投球速度に相関がみられなかったことから,投球速度は体幹のパワー発揮要素よりも,パワーを連動する動作効率によるところが大きいと考えられた。球速向上に重要な要素は,体幹と上肢の連動性と考えられた。