言語の起源と進化を探求するための超越性に対する複合的アプローチ
研究課題情報
- 体系的番号
- JP23300085 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 23300085
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 総合・新領域系 > 総合領域 > 情報学 > 感性情報学・ソフトコンピューティング
- 研究機関
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- 北陸先端科学技術大学院大学
- 研究期間 (年度)
- 2011-04-01 〜 2015-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 20,150,000 円 (直接経費: 15,500,000 円 間接経費: 4,650,000 円)
研究概要
いま・ここから離れれたことに言及できる「超越性」という人間言語に特有の性質を,複合的アプローチにより研究した.言語コミュニケーションにおける超越性の特異性は,相手が知らない対象について伝え共有できることであることを示し,この性質の成立メカニズムを調べる実験記号論のアプローチを採用した描画コミュニケーション実験を開発した.この実験の解析を通じて,メタファー的表現とメトニミー的表現を組み合わせて用いる戦略が超越的コミュニケーションの成立に有効であり,その成立過程では類像的から比喩的へと記号システムの変化が生じることが分かった.この変化は言語の初期の文化進化でも生じている可能性を議論した.