スリランカにおける飲料水中の高濃度フッ素の現状把握と鳥骨炭による除去
研究課題情報
- 体系的番号
- JP23404003 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 23404003
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 総合・新領域系 > 複合新領域 > 環境学 > 環境技術・環境材料
- 研究機関
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- 富山県立大学
- 研究期間 (年度)
- 2011-04-01 〜 2014-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 9,490,000 円 (直接経費: 7,300,000 円 間接経費: 2,190,000 円)
研究概要
スリランカ北部や南東部の乾燥地域では、地下水中のフッ素濃度が高く、これを飲用することにより、フッ素症を患っている住民が多数存在する。本研究ではスリランカの井戸1300か所について調査を行い、フッ素濃度の地理的な特性を把握した。フッ素濃度が高い地域においてフッ素を除去することを目的として、鶏の骨を炭化して製造した鳥骨炭を用いた吸着フィルターをスリランカの民家に設置して使用してもらった。その結果、鳥骨炭560gを用いたフィルターで1.8mg/Lのフッ素を含む井戸水1400Lの処理が可能であることがわかった。