絶滅危惧種カブトガニをキーストーン種とした沿岸生態系の保全
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- 渡辺 伸一
- 研究代表者
- 福山大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP23710286 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 23710286
- 研究種目
- 若手研究(B)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 総合・新領域系 > 複合新領域 > 資源保全学 > 資源保全学
- 研究機関
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- 福山大学
- 研究期間 (年度)
- 2011 〜 2013
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,030,000 円 (直接経費: 3,100,000 円 間接経費: 930,000 円)
研究概要
カブトガニの行動を短期・長期的に記録するためにバイオロギングとバイオテレメトリーの双方の利点を有効に生かした調査技術を開発し、沿岸域に生息するカブトガニの活動の周期性を調査した。加速度および深度データロガーと加速度超音波発信器をもちいてカブトガニの行動を推定した。その結果、カブトガニの活動には潮汐と昼夜に同調した0.5日、1日の短い周期があり、さらに月周期と年周期に同調した14日と365日の長い周期があり、沿岸環境の複雑な環境変化に同調していることが明らかになった。以上の結果は、沿岸域に生息する海洋生物がどのように環境変化に適応しているかを知る重要な資料となる。