反事実的思考の発達:出来事の領域と因果的連鎖からのアプローチ

研究課題情報

体系的番号
JP24730550 (JGN)
助成事業
科学研究費助成事業
資金配分機関情報
日本学術振興会(JSPS)

科研費情報

研究課題/領域番号
24730550
研究種目
若手研究(B)
配分区分
  • 基金
審査区分/研究分野
  • 人文社会系 > 社会科学 > 心理学 > 教育心理学
研究機関
  • 静岡大学
研究期間 (年度)
2012-04-01 〜 2015-03-31
研究課題ステータス
完了
配分額*注記
4,290,000 円 (直接経費: 3,300,000 円 間接経費: 990,000 円)

研究概要

反事実的思考とは「実際の事柄とは別の可能性を考える思考」である。本研究では反事実的思考の発達を検討するため,主に4つの実験を行った。実験1では,幼児の反事実的思考とふり遊びの関連を示した。実験2・3では,異なる構造(因果的連鎖)を持つ課題を用いて実験を行った。その結果,課題構造にかかわらず,心理領域での反事実的思考は5歳までに可能になるが,物理領域での反事実的思考は5歳でさえ困難なことを示した。実験4では,幼児の物理領域での困難さが,物理的な出来事の変容可能性の低さに起因する可能性を示した。これらの結果は,幼児期の反事実的思考の発達が一律に進むのではなく,領域によって異なる可能性を示唆した。

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