細胞選択的透過型ペプチドを応用した膵がん・がん間質の新規標的化DDS技術の開発
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- 近藤 英作
- 研究代表者
- 新潟大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP25112716 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 25112716
- 研究種目
- 新学術領域研究(研究領域提案型)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 生物系
- 研究機関
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- 新潟大学
- 愛知県がんセンター(研究所)
- 研究期間 (年度)
- 2013-04-01 〜 2015-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 7,540,000 円 (直接経費: 5,800,000 円 間接経費: 1,740,000 円)
研究概要
硬癌(スキルスがん)を形成する頻度の高い悪性腫瘍は、治療学上一般に難治がんとして認識されており、腫瘍細胞の生物学的性質とともに豊富な間質構成分の存在がその要因として問題視されている。このがん間質の治療抵抗性に関与する理由としては、間質が組織内がん細胞への薬物浸透のバリアとなることの他に、がん-間質相互反応による腫瘍細胞側への増殖・浸潤・転移の促進効果などの影響が報告されている。本研究の最終目的は、新規制がん医療技術として、難治がん組織を構成する間質成分に対する治療学的標的技術の基盤を作ることにあり、そのためのバイオツールとしてがん間質に取り込まれる特殊機能ペプチドを獲得することを具体的な目標とした。そこでまず、がん間質構成分の中から制がんに有効な標的目標細胞を検索し、間質内に存在する間葉系幹細胞(MSC)が膵がんの増殖進展、浸潤に促進的に働くことを分子細胞学的に解析し、結果を得た。本研究期間における成果として、1.MSCとヒト膵がん細胞との共存下では、MMP-3, MMP-9, Amphiregrinの分泌亢進が可溶性分画に認められる。2.MSCフェノタイプ(CD105+, CD73+, CD29+, CD44+, CD45-, CD34-, CD31-)を示す間葉系細胞が実際のヒト膵がん患者腫瘍組織内に存在している。3.ヒトMSCに高度にシフトした吸収性を発揮する特殊機能ペプチド候補を獲得した。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1040000782235122944
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- KAKEN