猫伝染性腹膜炎の予防薬および治療薬の開発

研究課題情報

体系的番号
JP25292183
助成事業
科学研究費助成事業
資金配分機関情報
日本学術振興会(JSPS)
研究課題/領域番号
25292183
研究種目
基盤研究(B)
配分区分
  • 一部基金
審査区分/研究分野
  • 生物系 > 農学 > 動物生命科学 > 獣医学
研究機関
  • 北里大学
研究期間 (年度)
2013-04-01 〜 2016-03-31
研究課題ステータス
完了
配分額*注記
15,210,000 円 (直接経費: 11,700,000 円 間接経費: 3,510,000 円)

研究概要

猫伝染性腹膜炎(FIP)はネコ科動物の致死性ウイルス感染症である。臨床応用が可能な治療薬およびワクチンは未だ存在しない。我々は、FIPの治療薬およびワクチンの開発を試みた。我々は、FIPVの構造蛋白質に由来するペプチドの中からTh1活性を強く誘導するものを選抜した。これらのうちN蛋白質に由来するペプチドを接種した猫にFIPVを攻撃したところ、FIP発症が抑制される傾向を示した。我々は猫TNF-αを中和する抗体(MAb2-4)を作製した。MAb2-4を投与した3頭のFIP発症猫のうち2頭において症状が改善された。これらの結果は、FIPに対する治療薬およびワクチンの開発に有用となり得る。

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