17世紀イングランドにおける護国卿体制の政治理念に関する研究
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- 大澤 麦
- 研究代表者
- 首都大学東京
研究課題情報
- 体系的番号
- JP26380176 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 26380176
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 人文社会系 > 社会科学 > 政治学 > 政治学
- 研究機関
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- 首都大学東京
- 研究期間 (年度)
- 2014-04-01 〜 2017-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 3,510,000 円 (直接経費: 2,700,000 円 間接経費: 810,000 円)
研究概要
本研究の目的は、ピューリタン革命の後半期(1653-59 年)に成立したオリヴァ・クロムウェルの護国卿体制の歴史的かつ思想的意味を、宗教改革に淵源をもつピューリタニズムと古典古代の政治的伝統に由来する古典的共和主義という二つの思想的潮流に着目することで明らかにすることにあった。 この体制は従来の研究の中では短命に終わった軍事独裁として、過少評価される傾向にあった。これに対し本研究は、護国卿体制こそピューリタニズムと共和主義の理念をを取り入れ、これらを総合することによって、「自由な国家」としての共和国を基礎づける原理を形成せんとしていたレジームであることを見出した。