CLC-5とKCC4による胃プロトンポンプ共役型塩素イオン分泌機構の分子生理
研究課題情報
- 体系的番号
- JP18390064 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 18390064
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 生物系 > 医歯薬学 > 基礎医学 > 生理学一般
- 研究機関
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- 富山大学
- 研究期間 (年度)
- 2006 〜 2008
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 8,480,000 円 (直接経費: 7,400,000 円 間接経費: 1,080,000 円)
研究概要
胃酸(塩酸 : HCl)のプロトン(H^+)を輸送する蛋白質が、胃プロトンポンプ(H^+,K^+-ATPase)であることはよく知られているが、塩化物(塩素)イオン(Cl^-)を輸送する蛋白質については、これまで確定していなかった。本研究で、Cl-輸送蛋白質のKCC4とCLC-5が胃酸分泌機構に関与することを見出した。KCC4は胃酸分泌細胞のアピカル膜で、胃プロトンポンプと共に、空腹時(胃酸分泌休止時)の胃酸分泌に主として関与し、CLC-5は細管小胞膜上で、プロトンポンプと共に、摂食時(胃酸分泌刺激時)の胃酸分泌に関与することがわかり、空腹時と摂食時で異なる胃酸分泌機構が機能していることが明らかとなった。