シェルタリン因子による造血微小環境(ニッチ)の機能制御メカニズムの解明
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20H03711
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 20H03711
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
-
- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2020-04-01 〜 2023-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 17,810,000 円 (直接経費: 13,700,000 円 間接経費: 4,110,000 円)
研究概要
造血幹細胞の未分化性維持にはニッチ細胞との相互作用が重要である。加齢に伴う造血機能の低下には、造血幹細胞自体の機能低下に加えて、ニッチ細胞の減少や機能障害が関連すると考えられる。本研究では、骨髄の主要なニッチ細胞である間葉系幹細胞を対象として、造血支持能の維持と老化抑制に対するシェルタリン因子POT1の機能を明らかにする。さらに、シェルタリン因子群の導入により、老化したニッチ細胞の機能を回復させる技術の確立を目指す。本研究の成果は、加齢に伴う造血機能の低下機序の理解につながるとともに、ニッチの老化抑制を介して難治性血液疾患の発症を予防する技術の開発にも貢献できると考えられる。