スタンダール『パルムの僧院』手沢本の研究
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- 高木 信宏
- 研究代表者
- 九州大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20K00473
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 20K00473
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分02040:ヨーロッパ文学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2020-04-01 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 4,550,000 円 (直接経費: 3,500,000 円 間接経費: 1,050,000 円)
研究概要
本研究では、19世紀フランスの作家スタンダールの長編小説『パルムの僧院』(1839年刊)を対象として、その手沢本に記された備忘や加除の修正の考察を行う。スタンダールは同小説の改訂版の出版を目指して、各頁に白紙を綴じ込んだ手沢本2セットと、白紙綴じ込み無しのもの1セットを用いて、それぞれに夥しい数の書き込みを残しているが、先行研究においてそれらの総合的な比較・照合による考究が充分になされているとは言い難い。本研究では各々の手沢本の作製と使用について考証し、修正の性質による分類と記入時期に照らした傾向の把握を試み、スタンダールの創造的な営為の特徴を明らかにする。