KPC confettiマウスがもたらす膵癌微小環境制御の新たな理解
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20K09057
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 20K09057
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分55020:消化器外科学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2020-04-01 〜 2023-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,420,000 円 (直接経費: 3,400,000 円 間接経費: 1,020,000 円)
研究概要
膵癌の遠隔転移の成立には、癌細胞の原発巣からの離脱、血管内への侵入・生存、標的臓器到達後の生着・増殖といった複数の段階を経るとされるが、その機序は十分には解明されていない。本研究では、原発巣の膵癌細胞にrandomにmulticolorに発色する蛍光蛋白質遺伝子が導入されたマウスを用いて、腫瘍の極早期の微小転移から肉眼的転移に至る各段階で構成される細胞集団を追跡しその違いを評価する。また原発・転移巣それぞれにおいて、臓器特異的な転移関連因子や高転移能を有する細胞集団の探索を行う。これら微小転移巣の解析に基づき、膵癌の転移機序を周囲微小環境の役割も含めて解析し明らかにする。