ROCK阻害薬の形質転換抑制作用による眼内線維増殖制御と細胞移植治療への応用
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20K09828
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 20K09828
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分56060:眼科学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2020-04-01 〜 2023-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,290,000 円 (直接経費: 3,300,000 円 間接経費: 990,000 円)
研究概要
加齢黄斑変性、糖尿病網膜症、増殖硝子体網膜症の診療で、抗VEGF療法や手術治療に抵抗性で視機能が温存できない症例が存在するが、治療抵抗例の主病態である眼内線維増殖に対しては有効な治療薬がない。これまで増殖性網膜硝子体疾患に伴う線維組織の網羅的な遺伝子発現解析を基盤とした病態解明研究に取り組み、細胞の形質転換が眼内線維増殖に必須のプロセスであり、ROCK阻害薬が効率的に形質転換を抑制する薬剤として有望であることを明らかにしている。本研究で、増殖性網膜硝子体疾患に対するROCK阻害薬の臨床応用に向けて、頻回投与を回避するためのドラッグデリバリーの開発と、細胞移植治療補助薬としての可能性を検討する。