一般に,マタタビ属植物は実生苗を台木とした共台の接木苗を圃場に定植するが,つる性で樹勢が強いため広大な栽培面積を要すること,土壌適応性が低いことが育種および栽培上の問題点である.本研究では,マタタビ属植物における低樹高開花性について,以下の項目に絞って研究を進める. 1.低樹高開花性マタタビ属植物の遺伝的背景の解明 2.低樹高開花性マタタビ属植物の種内・種間交配 3.低樹高開花性マタタビ属植物およびその後代の台木としての活用