高分子薬の有効化に寄与する癌微小環境改善薬の開発
研究課題情報
- 体系的番号
- JP21H04831
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 21H04831
- 研究種目
- 基盤研究(A)
- 配分区分
-
- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分55:恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
- 研究機関
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- 大阪大学
- 研究期間 (年度)
- 2021-04-05 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 42,250,000 円 (直接経費: 32,500,000 円 間接経費: 9,750,000 円)
研究概要
日本人の死因のトップは癌であり、膵癌の5年生存率は6-7% しかない。最新医療の免疫チェックポイント阻害剤「オプジーボ」の奏効率は20%に留まり、CAR-T細胞療法「キムリア」は急性白血病や悪性リンパ腫に対しては著効するが、固形癌に対する効果は乏しい。固形癌の治療を困難にしているのは、癌細胞を取り巻く堅固な間質のバリアによって投与された薬の一部しか腫瘍細胞に到達しないという問題である。本研究課題では、これまでに開発してきたドラッグデリバリー技術を更に進化させ、癌の微小環境を改善する核酸医薬を確立する。その結果、抗体医薬、核酸医薬、細胞療法、ポリマー型抗癌剤 などの新しい医療の効果を高める。