金属液滴に発現する連鎖分裂カスケードの機構解明と数理モデル開発
研究課題情報
- 体系的番号
- JP21H01251
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 21H01251
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分19010:流体工学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2021-04-01 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 17,810,000 円 (直接経費: 13,700,000 円 間接経費: 4,110,000 円)
研究概要
気液界面を有する液滴は,1度の分裂しか経験しないという従来の流体工学的な制約により,微細噴霧を生成する際のエネルギー効率は,わずか1%にも満たない.対して本研究は,成長著しい金属粉末製造技術へ応用すべく,流体工学上の新現象である,液滴が分裂を繰り返す『連鎖分裂』を対象として,現象を律速する未知の機構を,高速度可視化とX線分析を組み合わせた複合的アプローチにより実験的に探究するとともに,体系的な数理モデルを開発することが主眼である.特に,溶融した金属液滴の表面から雰囲気が内部に浸透する物質拡散過程を新たに考慮することで,『物質拡散に律速された自己相似的な連鎖分裂カスケード』の全貌を解明する.