ヨーロッパにおける地域統合の総合的研究-経済統合論からの再考
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- 岩田 健治
- 研究代表者
- 九州大学
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- HANADA EVA
- 研究分担者/共同研究者
- 神戸大学
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- 高崎 春華
- 研究分担者/共同研究者
- 東洋英和女学院大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP21K12406
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 21K12406
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分80010:地域研究関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2021-04-01 〜 2025-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 3,900,000 円 (直接経費: 3,000,000 円 間接経費: 900,000 円)
研究概要
EU統合は、隣接する諸国が自国の権限をEUに移譲することを通じて、グローバル化がもたらす諸問題にEUレベルで主体的に対処しようとする試みと理解することができるが、2010年代に入りユーロ圏政府債務危機やブレグジッドにより岐路に立たされている。 本研究は、EUが直面した「ユーロ危機」と「ブレグジッド」という二大イベントを取り上げ、経済分野における統合理論の枠組みを用いて、それぞれを「通貨統合」と「市場統合」における「コスト・ベネフィット」の逆転現象として考察する。その上でCOVID-19等のグローバルな環境変化やEUによる制度改革が、その再逆転をもたらす可能性やそのための道筋について探求を行う。