本研究は、高等教育機関に在籍する障害学生の中でも増加が著しい発達障害学生を対象に、支援場面・支援機関ごとに分断されてしまう支援の一貫性を確保し、修学から社会移行までの支援を学内外の支援機関が有機的に連携する重層的な支援モデルの提案を目的とする。研究Ⅰは、低単位学生の当事者ヒアリング、アンケート調査、プログラム開発と実施、の順に研究を進めていく。研究Ⅱは、セルフアドボカシーについて発達障害学生の当事者ヒアリング、構造の検討、プログラムの開発と実施の順で進めていく。そして、最終的に研究Ⅰと研究Ⅱの関連を分析する。