海洋プラスチック汚染の将来予測はその汚染防止に係る政策立案のために必要であるが、予測に不可欠なSmall Microplastics (SMPs; 10-300 μm)のデータは不足している。そこで本研究では、蛍光色素クマリン6、ナイルレッド(NileRed)及びダピ(DAPI)を用いた多重染色法及び複数色の蛍光画像データを用いたSMPs検出手法を開発する。この手法を用いてタイランド湾シーチャン島周辺海域のSMPsの数密度の空間分布及び粒径分布を明らかにする。