生態系における「病原体循環」の理論・実証・応用
研究課題情報
- 体系的番号
- JP23H00532
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 23H00532
- 研究種目
- 基盤研究(A)
- 配分区分
-
- 補助金
- 審査区分/研究分野
-
- 中区分64:環境保全対策およびその関連分野
- 研究機関
-
- 京都大学
- 研究期間 (年度)
- 2023-04-01 〜 2027-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 46,930,000 円 (直接経費: 36,100,000 円 間接経費: 10,830,000 円)
研究概要
本研究では、生態系における病原体の流れを「病原体循環」とみなし、数理疫学モデルによる定量分析を可能にすることで、感染症管理への応用を開拓する。申請者らは、森と川の生態系を循環する病原体(寄生虫ハリガネムシ類)の長期感染動態データを蓄積しているため、その「病原体循環」を定量分析し、衰退・再興ダイナミクスの駆動因を解明する。また、日本でも感染拡大が懸念されているエキノコックス症(人獣共通感染症)の「病原体循環」を定量化し、スピルオーバーのリスク評価や駆除戦略の効果予測への応用を試みる。 これらにより、本研究は、生態系の「病原体循環」の理解と感染症のリスク管理のための新たな方法論を提供する。