RNA 動的解析による固形腫瘍を破壊可能なGAIA-102の分化誘導機構の解明
研究課題情報
- 体系的番号
- JP24H00643
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 24H00643
- 研究種目
- 基盤研究(A)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分55:恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2024-04-01 〜 2029-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 47,450,000 円 (直接経費: 36,500,000 円 間接経費: 10,950,000 円)
研究概要
Memory-like NK(ML-NK)は、難治性急性骨髄性白血病AMLでの臨床試験において驚異的な治療効果を示すことから、いわゆるGVL効果の本態ではないかと注目されている。我々はこれらの動きとは全く独立に、固形がんへ極めて高い抗腫瘍活性を示す、「他家」NK細胞様製剤 GAIA-102を開発、固形腫瘍を対象に3つの治験を進めており、複数の症例で臨床的POCを示唆するデータを得ている。本研究では「ML-NK-like NK」とも呼び得るGAIA-102の分化系譜を明らかとし、なぜNK細胞にはこのようなバラエティに富んだスペクトラムがあるのかという免疫学の根源的な疑問に肉薄する事を目的とする。