本研究は1970年代以降のイギリス移民作家による文学作品において表現されるフェミニズム思想と小説の美的形式の関連に焦点を当てたものである。移民女性作家や移民第一世代の子孫としてイギリスに生まれた作家がいかにインターセクショナルなフェミニズム思想をつむいできたかを語りや文体に着目しながら明らかにする。