本研究は、ネパールを含む北インド仏教文化圏で伝承された、仏教徒の作ったサンスクリット文学の諸文献の研究(テクスト校訂や翻訳)を行うものである。 具体的には、17世紀頃ネパールのアヴァダーナマーラー文献群と、11世紀のカシュミールの詩人クシェーメンドラの仏教説話集と、4世紀後半のハリバッタの仏教説話集について、研究を進めている。