交錯する漢と匈奴:考古・法人類学による古代東部ユーラシア史の再構築
研究課題情報
- 体系的番号
- JP23K25392
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 23K25392
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 基金
- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分03050:考古学関連
- 研究機関
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- 鳥取大学
- 研究期間 (年度)
- 2023-04-01 〜 2028-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 18,590,000 円 (直接経費: 14,300,000 円 間接経費: 4,290,000 円)
研究概要
東部ユーラシアでは、農牧接壌地帯を境として南北双方のヒト集団と文化は融合と対峙を繰り返してきた。秦漢帝国は匈奴の侵入を阻むために長城を築いたが、近年、匈奴領内でも城址の存在が明らかになっている。本研究では、長城線以北に位置するバヤン・ボラク城址から異常な状態で出土した人骨群の法人類学的分析を基点とし、考古学や理化学分析といった関連分野の研究成果を組み合わせることで漢対匈奴戦争の痕跡を探る。そして、当時の人々の出自や生活といった、考古遺物や文献史料では導くことが難しかった新たな歴史像の提示を手掛かりに、両世界が交錯する東部ユーラシア史の再構築を目指す。