疼痛認知の改善を促す内受容感覚の制御機構の解明と慢性痛治療への新展開
研究課題情報
- 体系的番号
- JP24K00495
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 24K00495
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分10030:臨床心理学関連
- 研究機関
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- 広島大学
- 研究期間 (年度)
- 2024-04-01 〜 2029-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 18,590,000 円 (直接経費: 14,300,000 円 間接経費: 4,290,000 円)
研究概要
① 内受容感覚の識別正確性低下と痛み破局化表出の関連機序の解明 (i) 脳指標 + 身体生理指標同時計測を用いて、痛み学習課題から般化を定量化し、過度な般化による痛み破局化表出の認知神経科学的機序を明らかにする。(ii) 経皮的迷走神経刺激にて慢性疼痛患者の内受容感覚の識別正確性を高め、過度な般化の抑制が痛み破局化に与える影響を明らかにする。(iii) 大規模質問紙データから、家族機能が内受容感覚や痛み破局化に与える影響を検証する。 ② 慢性疼痛CBT効果向上の検証 ①の成果を基に、内受容感覚を改善することでCBTによる痛み破局化から適応的認知への変容が容易となり治療効果が向上するか、検証を行う。