Hirschsprung病の術後合併症低減を目指した病理診断的腸管切除基準の確立
研究課題情報
- 体系的番号
- JP25K11887 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 25K11887
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2025-04-01 〜 2028-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 4,680,000 円 (直接経費: 3,600,000 円 間接経費: 1,080,000 円)
研究概要
Hirschsprung病(H病)は、腸管における先天的な神経節細胞の欠如により、新生児期から腹部膨満や胆汁性嘔吐などの腸腸閉塞症状や難治性便秘を呈する疾患であり、治療は無神経節腸管の切除と正常腸管のpull-through術である。この手術において術中迅速診断により腸管の切除範囲を決定するが、神経節細胞の正常の評価基準は明確でなく、経験則に依存している。本研究では、H病手術標本と迅速凍結標本の神経節細胞を定量的に解析し、小児剖検例による正常コントロールとの比較を行い、術後合併症との関連を評価する。有意に術後合併症が少なく適切で定量的・客観的な腸管切除基準の確立を目指す。