ドローンを使ったおいしい牧草生成のための施肥システムの構築
研究課題情報
- 体系的番号
- JP16K00658 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 16K00658
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
-
- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 総合系 > 環境学 > 環境創成学 > 持続可能システム
- 研究機関
-
- 東京農業大学
- 研究期間 (年度)
- 2016-04-01 〜 2019-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,680,000 円 (直接経費: 3,600,000 円 間接経費: 1,080,000 円)
研究概要
酪農経営に対するドローンの適用可能性を探るために、農薬や肥料の可変散布の可能性および急峻な放牧地におけるドローンを用いた肥料散布の可能性を検討した。可変散布により、農薬や肥料代の削減につながり、施肥の過不足を示す空間データの活用により、酪農家の労働コスト・経営コストの削減、余剰肥料の地域環境への負荷低減など、多面的な活用のための基礎データとしての利用可能性を検討した。衛星リモートセンシングの利用も同時に進められた。リモートセンシングには、曇り空の場合には、植生データを含む地表面のデータを取得できないことが問題点として挙げられてきたために、固定翼機材を用いた地表面観測の可能性についても検討した。
少人数で農地状況を効率的にモニタリングする仕組みを構築した。オホーツクにある酪農家の全面的な協力を得て、牧草地について回転翼・固定翼ドローンおよび人工衛星データによる植生指数データを取得・蓄積し、解析を進めてきた。得られた観測結果は、持続可能な牧草地の在り方を検討する上で、重要な知見となった。衛星画像データ (米国のスタンフォード大学発祥のベンチャー企業によるプラネット衛星画像データ)は、3メートルの空間解像度で毎日取得できるが2018年6月は曇天日が多く、衛星画像データの取得が困難であった。オルソ化された画像と衛星データを取得・蓄積してその比較を行った。