化学反応オートマトンにおける決定性計算の研究
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- 大久保 文哉
- 研究代表者
- 九州大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP16K16008
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 16K16008
- 研究種目
- 若手研究(B)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 総合系 > 情報学 > 情報学基礎 > 情報学基礎理論
- 研究機関
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- 九州大学
- 日本薬科大学
- 高千穂大学
- 研究期間 (年度)
- 2016-04-01 〜 2023-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 3,770,000 円 (直接経費: 2,900,000 円 間接経費: 870,000 円)
研究概要
多重集合書き換え系において,入力記号列に対する計算が一意に定まるような決定性モデルの性質を明らかにするため,逐次的に反応を適用するような化学反応オートマトンにおける決定性の定義を行った.その基本的な性質として,決定性化学反応オートマトンの受理する言語はよく知られた形式言語である文脈自由言語とは,お互いに他を含まない比較不可能な関係であることを明らかにした.また,望ましい挙動を実現する決定性化学反応オートマトンを合成するために,化学反応オートマトンの合成・分解を定義し,それらができるための条件を明らかにした.
決定性計算はチューリング機械などの従来の計算モデルにおいても重要な概念であるが,多重集合書き換え系の決定性計算は従来のモデルとは異なる定義方法が必要となり,また得られた結果の傾向も大きく異なることから,より多重集合書き換え系の研究の重要性を示している.また合成・分解に関する条件を示したことは,今後の化学反応系の合成のための理論として重要な役割を果たすと考えられる.
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1040282256899380608
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- KAKEN