デザイン保護法制の国際的調和-創作実態を踏まえた世界的なデザイン保護のあり方-
研究課題情報
- 体系的番号
- JP17H01942
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 17H01942
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
-
- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 総合系 > 複合領域 > デザイン学 > デザイン学
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2017-04-01 〜 2021-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 16,120,000 円 (直接経費: 12,400,000 円 間接経費: 3,720,000 円)
研究概要
本研究はデザイン保護法制の国際的調和を目的とした。具体的には、国外でのカード配置法実験による認知科学的類似概念の明確化、各国におけるデザイン保護ニーズの調査、各国のデザイン保護法の最新状況の検討、デザイン保護に関わる個別具体的論点の検討、2019年に改正された日本の意匠法および2020年に公表された日本の意匠審査基準の検討とその内容についての海外との共有、それらを踏まえた意匠法の制度的検討を行なった。
現代においてはデザイン創作が多様化しており、その法的保護のあり方およびその国際的調和を検討することが重要である。本研究は、デザイン学と法学の観点からデザイン保護法制の国際的調和のために個別具体的論点・制度の検討を行なったという学術的・社会的意義がある。また、我が国が国際的調和に歩調を合わせるだけでなく、他国が我が国の制度を参考にしうる様に、最新の立法まで含めた我が国意匠法の解説を英語で提供した点に社会的意義がある。