写本文化としての日本近世―国際貢献できるUCバークレー校蔵写本目録作成を通じて
研究課題情報
- 体系的番号
- JP17H04520
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 17H04520
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 人文社会系 > 人文学 > 文学 > 日本文学
- 研究機関
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- 明星大学
- 研究期間 (年度)
- 2017-04-01 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 16,510,000 円 (直接経費: 12,700,000 円 間接経費: 3,810,000 円)
研究概要
米国UCバークレー校に所蔵される旧三井文庫の写本約3,500点が本プロジェクトの研究対象である。期間中に計30日の現地調査を行い、日本では、このデータを整理するグループ作業を地道に行って来た。これにより、データ整備は全体の8割方完了した。 一方で、2018年9月にはアメリカ日本文学会の年次学会で、英語のパネル発表を行った。また2022年1月にはオンライン・ワークショップ「写本の山は招くよ」を開催した。
海外での現地調査をもとに近日公開予定の旧三井文庫写本データベースは、書物研究において脚光を浴びつつある「出版時代の写本」について考える上で、これまでにない大きな資料を提供することになるはずである。 また、海外で行ったパネル発表およびオンライン・ワークショップは、その意義について新たな価値を提示するとともに、日本のみならず世界の写本学と接続することを可能にした。 また、海外所蔵の日本古典籍について英語で学会発表を行ったことは、本科研の分類である「海外学術調査」の趣旨に沿ったものであったはずである。