薬食同源を実現する特産園芸作物の歴史的探索評価および多角的総合利用技術の開発
研究課題情報
- 体系的番号
- JP17KT0079
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 17KT0079
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 次世代の農資源利用
- 研究機関
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- 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
- 研究期間 (年度)
- 2017-07-18 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 18,590,000 円 (直接経費: 14,300,000 円 間接経費: 4,290,000 円)
研究概要
本研究では薬用作物として活用できる園芸作物を歴史や地域特性から探索し、薬用的な評価をするとともにそのマニュアルを作成し、高付加価値な農業の実現を目指すことを目的とした。その結果、サフラン、桃、柿、シャクヤクを対象に分析を行い、園芸利用、薬用利用の可能性を見出した。特産園芸作物や薬用作物の栽培に必要な情報、ビジネスを考える上での基本的な考え方などの整理を通して、地域農業ヘの新規作物の導入効果を明らかにした。
本研究で得られた成果は、通常の農業経営で生産されている桃やカキなどの園芸作物の未利用部(桃の種や下記のヘタ)のうち生薬として利用できる品種や利用方法を見出し、農家の利益、国産漢方を求めている医師・薬剤師や消費者の利益を同時に実現する方策を見出したことである。また、薬用、食用ともに利用できるサフランの栽培の歴史、高品質サフランの栽培方法そして栽培マニュアルを映像で記録し、後世にに残す資産として記録した。これらのきちょな映像マニュアルを作成できたことの意義は大きい。