Meeting Human Needs in Today's World: The Role of Social and Solidarity Economy, Sustainable Development, and Empowerment-Oriented Community Development Strategies in Japan
研究課題情報
- 体系的番号
- JP18K02105
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 18K02105
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
-
- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分08020:社会福祉学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2018-04-01 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 4,420,000 円 (直接経費: 3,400,000 円 間接経費: 1,020,000 円)
研究概要
本年度も引き続きコロナ禍の影響を受けて補助事業期間の延長を受けることができた。これまでは予定したフィールド調査は中止せざるを得ない状況だったが、今年度は9月には神戸市の多世代型介護付きシェアハウス・はっぴーの家ろっけんと発達障害などで大学生活に困難があり休学する学生らをサポートする福祉施設「アソシアホイスコーレ神戸」を訪問し、研究課題の観点から、活動内容、特徴、課題、これからの展開などについて聞き取り調査を行った。また、研究分担者がセンター長として関わっている精神面や経済事情などで中退を考える学生らの相談にのっている「大学未来センター」と「アソシアホイスコーレ神戸」とのこれからの連携および予防的活動の可能性についても協議することができたと同時に、デンマークが発祥地である「ファルケホイスコーレ」についての勉強会も行うことができた。 社会的連帯経済(SSE)関係については、引き続きオンライン開催の研究会などに参加し近年の動向などの情報収集を行った。例)公開講座、世界の動きから社会的連帯経済(SSE)を学ぶ(5月22日)、国際開発学会社会的連帯経済研究会・一般社団法人ソリダリダード・ジャパン主催「社会連帯経済」(7月23日)、国際開発学会社会的連帯経済研究部会主催の公開研究会「食文化・農業遺産を契機とする地域おこしの展開~能登の里山・里海ほか、各地の取り組み事例から~」(8月27日)、共生社会システム学会 2022大会公開シンポジウム「変質する資本主義と共生社会形成の担い手―世界経済、環境・農業・協同の位相変化と地域再生への課題―」(9月17日)、国際開発学会社会的連帯経済研究部会主催「地域創生にとりくむローカルベンチャー、社会的企業」(9月24日)、「社会的連帯経済(SSE)とILOの最新の動き」(12月2日)など。
今年度は最終年度にあたるため、これまでの遅れをとり戻すために事例のまとめについて研究分担者と対面およびオンラインにおいて打ち合わせを頻繁に行いたい。新型コロナ禍の状況を踏まえながら、可能な限り現地調査の補足データの収集、引き続き研究課題に関する国内外の動向、先駆的事例について文献調査に取り組みたい。また引き続き、オンライン・対面で開催される国内外の学会、研究会、勉強会に参加して研究者、実践者、参加者との情報収集、意見交換などができればと考えてる。日本と比べて基本的ニーズ充足(特に食事と住まい)に取り組んでいるアメリカのソーシャルワーカーで本研究目的に該当する活動に関わっているワーカー、教育者に聞き取り調査を可能であれば行いたいと考えている。本年度は最終年のため、新型コロナウィルスの状況を踏まえながら本研究をできるだけ進められるように努めたい。