生体試料中の酸化・還元物質の影響を受けない超高感度検出法の開発とその発展性の検証
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- 外園 栄作
- 研究代表者
- 九州大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP18K07450
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 18K07450
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分52010:内科学一般関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2018-04-01 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,420,000 円 (直接経費: 3,400,000 円 間接経費: 1,020,000 円)
研究概要
本研究では従来の酸化還元反応による検出ではなく,直接,過酸化水素を定量する高感度測定系の構築を目指し、H2O2・金属・キレート錯体形成と界面活性剤による三次元錯体の発色を誘導することで現行のオキシダーゼ/ペルオキシダーゼ発色法よりもさらに高感度で特異性の高い新しい検出系の開発を試みた。検討の中で、本法が試料から混入する蛋白成分による反応溶液の濁りの影響を強く受けることが判明したことから、本法の分析技術の適用範囲を蛋白が少ない環境下へと制限することとして、適用対象を再検討したところ、細菌検査やウイルス診断検査における核酸増幅の検出技術としての応用の可能性があることを見出すことができた。
本検討の成果により、細菌検査やウイルス診断検査における核酸増幅の検出技術としての応用の可能性を見出すことができたことから、迅速かつ簡便な新しい核酸増幅定性・定量検出システムの構築に加え緊急時・災害時の電気,水などのライフラインの乏しい医療現場での感染症などの遺伝子検査キッ トの検出系全般への高感度技術の応用展開が可能であると考える。