ナノ精度飛跡検出器によるタウニュートリノ生成研究
研究課題情報
- 体系的番号
- JP18KK0085
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 18KK0085
- 研究種目
- 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分15:素粒子、原子核、宇宙物理学およびその関連分野
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2018-10-09 〜 2023-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 16,770,000 円 (直接経費: 12,900,000 円 間接経費: 3,870,000 円)
研究概要
タウニュートリノ反応断面積測定における最大の不定性であるタウニュートリノの生成について、CERNの加速器による400GeV陽子ビームを用いた研究を実施してきた。CERNでの陽子ビーム照射実験、精密測定手法の開発、データ解析などを行う国際共同研究グループを形成し、CERNにおける暗室ファシリティをベルン大学グループなどと協力して構築した。2021-2022年のビーム照射実験およびデータ解析を、CERN、トルコ、ロシア、ルーマニアの研究者と協力して、国際共同研究にて実施した。また、検出器サイズ、ビーム照射システムの大型化を遂行し、検出器の運用およびデータ読み出しの高速化/効率化を実現した。
3世代あるニュートリノの中で電子ニュートリノ・ミューニュートリノが非常によく調べられているのに対して、タウニュートリノはあまり調べられていない粒子である。タウニュートリノ反応断面積を精密に測定することは、ニュートリノ実験や宇宙ニュートリノ観測のための基礎データになるとともに、タウニュートリノ-原子核反応において標準理論を超える物理があるかどうかを探索する試みである。タウニュートリノの生成源であるDs中間子の微分生成断面積は陽子ビームを用いた固定標的実験では測定されておらず、本研究をもとに初測定を行い、将来実験に活かす。
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1040282256983213824
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- KAKEN