イランにおける歴史遺産防災学の研究拠点形成に関する国際共同研究
研究課題情報
- 体系的番号
- JP18KK0129 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 18KK0129
- 研究種目
- 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分25:社会システム工学、安全工学、防災工学およびその関連分野
- 研究機関
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- 金沢大学
- 研究期間 (年度)
- 2018-10-09 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 18,070,000 円 (直接経費: 13,900,000 円 間接経費: 4,170,000 円)
研究概要
10年以上にわたる国際共同研究の実績を基に、カウンターパートの地方にあるユネスコ世界文化遺産である聖タデウス教会の耐震診断・耐震補強の研究を海外研究協力者の若手研究グループと一緒に新たな国際共同研究として行った。すなわち、聖タデウス教会の周辺地盤において屈折法弾性波探査と常時微動計測を行い、地盤動特性を把握した。また、UAVを用いた遠隔建物診断とサーモ・トレーサーを用いた非破壊試験および建物の常時微動計測を行い、建物の動特性把握および耐震診断を行った。
10年以上にわたる国際共同研究の実績を基に、これをさらに発展させ、カウンターパートの地方にあるユネスコ世界文化遺産である聖タデウス教会の耐震診断・耐震補強の研究を新たな国際共同研究として行うとともに、これまでの実績を歴史遺産防災学という観点から再構築することによって、イランにおいて歴史遺産防災学という新しい学問分野を確立し、Azarbaijan Shahid Madani大学に歴史遺産防災学の研究拠点を形成しようとしている点に社会的意義が認められる。