ICTを活用して通常学級におけるインクルーシブ教育を実現する授業設計の研究
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19H00075
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 19H00075
- 研究種目
- 奨励研究
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 1180:教科教育学および初等中等教育学関連
- 研究機関
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- 東京学芸大学
- 研究期間 (年度)
- 2019 〜 2019
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 540,000 円 (直接経費: 540,000 円 間接経費: 0 円)
研究概要
ICTを活用して通常学級におけるインクルーシブ教育を実現する授業を設計するにあたって、いくつかの具体的な児童への支援方法を確認することができた。特に①AIを搭載したロボットを活用したプログラミング体験、②学習者用デジタル教科書を既存のアプリケーションと組み合わせた学習支援、③AIを搭載したスピーカーを活用したコミュニケーション支援、の有用性を明らかにすることができた。
(1)今後更に高まりが予想される「通常学級に一定の割合で存在する発達障害等により学びに困難を抱えた児童への適切な支援」というニーズにICTを活用して応える具体的な方法の例を示すことができた。(2)AIテクノロジーを搭載したデバイス、及びそれを使って行うプログラミング教育が、見通しを持つことが困難な児童に対して有効に機能することを示すことができた。(3)国立大学附属の小学校教諭という立場を活かし、本研究の成果を他の公立校に勤務する教員に多様なチャンネルを使って広めることができた。