水中に常在する気泡核のサイズ分布則に潜む核形成原理の探求
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19H02068
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 19H02068
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分19010:流体工学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-04-01 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 15,990,000 円 (直接経費: 12,300,000 円 間接経費: 3,690,000 円)
研究概要
日常生活で用いられる流動中の水道水を微視的に観察すると,肉眼ではまず捉えられない非常に小さな気泡(気泡核)が多数混在している.また,気泡核のサイズと気泡核の個数の関係(気泡核のサイズ分布)には,べき乗則と呼ばれる分布則が成り立つことが知られているが,この分布則に隠された気泡核の形成原理は解明されていない.本研究では,水中の代表的な不純物が気泡核のサイズ分布に及ぼす影響を計測により評価するとともに,この計測結果を模擬し得る気泡核形成モデルを,分子動力学シミュレーションと呼ばれる微視的な計算手法を援用したうえで構築する.これにより,気泡核の分布則に反映される気泡核の形成原理を明らかにする.