膵癌PDXライブラリ-を用いたシングルセル解析による腫瘍内治療抵抗不均一性の解明
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19H03732
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 19H03732
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分55020:消化器外科学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-04-01 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 17,290,000 円 (直接経費: 13,300,000 円 間接経費: 3,990,000 円)
研究概要
膵癌は代表的な難治性固形腫瘍であり予後が極めて不良であるが、その理由として早期から浸潤・転移をきたす生物学的悪性度の高さや、豊富な細胞外基質を伴う過剰な間質増生(desmoplasia)がもたらす乏血性環境による低薬剤送達性等が挙げられる。本研究では、ヒト膵癌における機能的なheterogeneityの特性を保持した患者腫瘍組織移植(patient-derived xenograft:PDX)モデルを用いることで、腫瘍内の多様な細胞集団をそのまま再現し、その多様な細胞を単一細胞レベルで網羅的発現解析を行い、これまでにない機能的な分類により、未知の機能別の細胞集団を同定する。