冬期の寒冷は冷温帯林つる植物の通導機能と光合成生産を特に阻害するか?
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- 市橋 隆自
- 研究代表者
- 九州大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19K06127
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 19K06127
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分40010:森林科学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-04-01 〜 2023-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,030,000 円 (直接経費: 3,100,000 円 間接経費: 930,000 円)
研究概要
木本性つる植物は熱帯において繁栄し,森林動態に強く影響を与えている.温帯域においてその密度・種数ともに大きく減少するが,これは「つる植物の通導構造が凍結に弱く,氷点下の気温がその成長を制限するため」と考えられている.そうであれば,温暖化に伴う冬期の気温上昇により,温帯林においてもつる植物の影響が顕在化してくる可能性があるが,これまでにこの仮説に対して充分な検証は成されていない.本研究では,冷温帯林に同所生育するつる植物と樹木に対し,通導機能と光合成生産に関わる各種パラメータの 通年測定を行い,その季節変化の解析から,冬期の寒冷が特につる植物の通導・生産に対して阻害的に作用しているかを検証する.