片頭痛病態におけるCGRPの役割解明と核酸医薬による片頭痛治療の可能性
-
- 柴田 護
- 研究代表者
- 慶應義塾大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19K07849 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 19K07849
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
-
- 基金
- 審査区分/研究分野
-
- 小区分51030:病態神経科学関連
- 研究機関
-
- 慶應義塾大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-04-01 〜 2023-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,030,000 円 (直接経費: 3,100,000 円 間接経費: 930,000 円)
研究概要
片頭痛は中枢神経系と三叉神経系の機能異常に基づく慢性頭痛疾患である。新規片頭痛治療法としてカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)を標的にした抗体や化合物の有効性と忍容性の高さが脚光を浴びており、特に抗体治療は海外で薬事承認を既に受けている。しかし、片頭痛病態におけるCGRPの役割や発現変化には不明な点が多く、その解明によってCGRPを標的にした治療戦略はさらに進歩することが予想される。本研究では、三叉神経支配領域での痛覚感作誘導と片頭痛前兆の発生閾値にCGRPが与える影響を検討し、病態モデルにアンチセンスオリゴヌクレオチドを投与して、CGRP発現抑制効果と病態改善効果もあわせて検討する。