新規同定環境リスク因子に基づいたウルチ米アミロースによる多発性硬化症の画期的治療
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19K07995
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 19K07995
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分52020:神経内科学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-04-01 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,420,000 円 (直接経費: 3,400,000 円 間接経費: 1,020,000 円)
研究概要
多発性硬化症(MS)は原因不明の炎症性脱髄性中枢神経疾患である。疾患修飾薬によりある程度の再発予防が可能になったものの、未だ根治はできず、詳しい病態解明が望まれている。私たちはこれまでMS発症に関連する環境要因を調査する研究を行ってきた。食生活に関するアンケート調査により、日本人MS患者では米の摂取量が少ないことを見出し、米食の減少がMSの発症を増やす環境リスクである可能性を見出した。そこで本研究では、米食による免疫機能の変化、MS発症を予防する機序を、患者を対象とした臨床研究と実験モデルマウスを用いた動物実験により明らかにし、新たな視点からのMSの病態解明、新規治療法の開発を目指す。