コピー数多型解析によるトラスツズマブ誘発心毒性の発症予測
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19K08541 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 19K08541
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
-
- 基金
- 審査区分/研究分野
-
- 小区分53020:循環器内科学関連
- 研究機関
-
- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-04-01 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,290,000 円 (直接経費: 3,300,000 円 間接経費: 990,000 円)
研究概要
分子標的薬トラスツズマブは難治性乳がん患者の生命予後を著明に改善したが、一方でその副作用である心毒性が予後改善効果を減弱させているという問題がある。トラスツズマブ誘発心毒性の発症には遺伝因子が関与している可能性があるが、本研究は、個人間で遺伝子コピー数の差異を認めるコピー数多型がトラスツズマブ誘発心毒性発症に寄与しているかどうかを明らかにする。コピー数多型の下流遺伝子発現、機能への影響を検証することにより、トラスツズマブ誘発心毒性に関与する遺伝因子の解明や心毒性発症リスクの同定により、個々のがんに対し、適切な薬剤選択や予防治療を行うテーラーメイド治療を実現することに貢献できると考えられる。