加齢黄斑変性(AMD)患者のアンメットニーズに応える新たな抗線維化治療
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19K09931
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 19K09931
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分56060:眼科学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-04-01 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,290,000 円 (直接経費: 3,300,000 円 間接経費: 990,000 円)
研究概要
加齢黄斑変性(AMD)の治療は、脈絡膜新生血管(CNV)に対する治療が中心で、治療後生じる網膜下線維化に有効な治療はない。最終的に網膜下線維化による視機能障害がおこるため、この線維化への対策が不可欠である。線維化に関する様々な蛋白をターゲットとした治療が試みられているが、未だ実用化されていない。我々は、新たなターゲットとしてagrinという蛋白に着目し、網膜下線維巣に有意にagrinが発現していることを、マウスレーザー誘導性CNVモデルにより証明した。網膜下線維化のメカニズムを明らかにし、agrin を標的とした新たな治療を確立することは、AMD 患者のアンメットニーズに応える治療戦略となる。