ヘゲモニー政党制の比較研究:生成・安定・解体モデルの構築
研究課題情報
- 体系的番号
- JP22530134 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 22530134
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 人文社会系 > 社会科学 > 政治学 > 政治学
- 研究機関
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- 上智大学
- 研究期間 (年度)
- 2010 〜 2012
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,290,000 円 (直接経費: 3,300,000 円 間接経費: 990,000 円)
研究概要
本研究は、ヘゲモニー政党制の諸事例(メキシコ、台湾、シンガポール、マレーシア、セネガル)の生成・安定・解体の過程を事例・比較分析するものである。各国のヘゲモニー政党制の成立から解体までの道筋を明らかにするとともに、共通のパターンとして、(1)ヘゲモニー政党制は、議会制と競争的選挙の規範が受容され政治社会で正当性を得ている状況において、革命や騒乱など国家的危機を背景に強力な政治集団が台頭する過程で成立すること、(2)ヘゲモニー政党の優位を固定化する諸制度(行政府との組織的融合、野党の認可制、政府与党による選挙管理等)を幾重にも組み込ことで安定化すること、(3)ヘゲモニー政党制が解体した後の自由競争という新たな環境のなかでも、旧ヘゲモニー政党は再び勝利する高い可能性を持っていること等を明らかにした。
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1040282257094478336
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- KAKEN