がん抑制遺伝子によるETS転写制御因子MEFの発現制御機構の解明
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- スイコ メリー・アン・ソテン
- 研究代表者
- 熊本大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP23590082 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 23590082
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 生物系 > 医歯薬学 > 薬学 > 生物系薬学
- 研究機関
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- 熊本大学
- 研究期間 (年度)
- 2011 〜 2013
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 5,330,000 円 (直接経費: 4,100,000 円 間接経費: 1,230,000 円)
研究概要
Myeloid Elf-1 like factor (MEF) は,ETS 転写因子の1つであり,細胞増殖,分化, 免疫など,様々な生命現象を司る興味深い分子である.本研究では,MEFの発現制御機構の全容解明を究極の目的とし,種々の検討を行った.その結果,がん抑制遺伝子p53が,E3リガーゼであるMDM2の発現レベルを転写依存的に亢進し,その結果として,MEFの発現量を減少させることが明らかになった.また,がん抑制遺伝子Rbは,MEFのタンパク質安定性向上を促進することを明らかにした.さらに,MEFの発現量は,低酸素時にHIF1αを介して転写レベルで調節されることが明らかになった.