日本の沿岸漁業制度の現状と将来:IADフレームワークによる制度分析

研究課題情報

体系的番号
JP23651033 (JGN)
助成事業
科学研究費助成事業
資金配分機関情報
日本学術振興会(JSPS)

科研費情報

研究課題/領域番号
23651033
研究種目
挑戦的萌芽研究
配分区分
  • 基金
審査区分/研究分野
  • 総合・新領域系 > 複合新領域 > 環境学 > 環境影響評価・環境政策
研究機関
  • 福島大学
研究期間 (年度)
2011 〜 2013
研究課題ステータス
完了
配分額*注記
1,950,000 円 (直接経費: 1,500,000 円 間接経費: 450,000 円)

研究概要

エリノア・オストロム氏らの、共有資源管理分析枠組「IADフレームワーク」や地域共同体管理の成功条件「8つの設計原理」を通して、日本の共同体型沿岸漁業管理制度を、政府の関与形態を含めて検討した。 利害対立や乱獲回避を目的とする漁業調整制度などの沿岸漁業制度をIADフレームワークに従って把握した結果、側面支援的な政府の関与と合わせて、共同体の自主管理が、設計原理の諸条件をかなりの程度満足することが示された。共同体を核とするシステムの基本構造は、将来に亘っても意義あるものと評価できる。一方で、新規参入者を許容した際の共同体の機能や、沖合・遠洋まで広げた際の管理という点では、課題の存在が示唆される。

関連論文

もっと見る

関連研究データ

もっと見る

関連図書・雑誌

もっと見る

関連博士論文

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

関連その他成果物

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

ページトップへ