古生代末~中生代初期のパンサラッサ海における劣悪環境の出現と解消

研究課題情報

体系的番号
JP24540499 (JGN)
助成事業
科学研究費助成事業
資金配分機関情報
日本学術振興会(JSPS)

科研費情報

研究課題/領域番号
24540499
研究種目
基盤研究(C)
配分区分
  • 基金
審査区分/研究分野
  • 理工系 > 数物系科学 > 地球惑星科学 > 層位・古生物学
研究機関
  • 九州大学
研究期間 (年度)
2012-04-01 〜 2016-03-31
研究課題ステータス
完了
配分額*注記
4,940,000 円 (直接経費: 3,800,000 円 間接経費: 1,140,000 円)

研究概要

ペルム紀末絶滅に伴う環境劣悪化の終結・解消に焦点を絞って研究を行った.その結果,(1)遅くとも前期三畳紀後期オレネキアン期後半には海洋の貧~無酸素状態はほぼ解消し,放散虫の生産が回復(チャート堆積)していた.しかし短期間の無酸素状態が再出現した.(2)中期三畳紀前期に貧酸素状態と富酸素状態が短周期で繰り返した後,完全に富酸素状態に移行した.以上は前期三畳紀後半の不安定な環境を意味する.(3)下部三畳系珪質岩中に玄武岩質砂岩・礫岩を見出し,珪質岩の基盤岩として玄武岩の存在を推定した.その運搬は土石流及び乱泥流によるもので,前期三畳紀後半に深海域底層水塊の撹拌が発生していた.

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