剣鉾の製作技法に関する研究

研究課題情報

体系的番号
JP24652176 (JGN)
助成事業
科学研究費助成事業
資金配分機関情報
日本学術振興会(JSPS)

科研費情報

研究課題/領域番号
24652176
研究種目
挑戦的萌芽研究
配分区分
  • 基金
審査区分/研究分野
  • 人文社会系 > 人文学 > 文化人類学 > 文化人類学・民俗学
研究機関
  • 京都造形芸術大学
研究期間 (年度)
2012-04-01 〜 2015-03-31
研究課題ステータス
完了
配分額*注記
1,950,000 円 (直接経費: 1,500,000 円 間接経費: 450,000 円)

研究概要

「剣鉾」は、剣先を撓らせ光り輝かせながら巡行するため、その多くは真鍮製である。祭礼では、地域によって用いられ方(差し方)に差異がある。本研究は、東山系と呼ばれる地域を中心に蛍光X線照射装置を用いて金属の配合比を分析し、箱書きや一部の剣に刻印として残っている情報と組み合わせ、時代性や地域性、鉾の差し方等の祭礼形態との関係の一部を明らかにした。また、剣のしなり構造に着目し、実際の剣鋒と同様の剣を試料として作製し、各部位の強度試験を行った結果、職人が伝統的な方法で行う「たたき」と「なまし」の繰り返しによって、真鍮板の厚みと弾性が変化し、鉾差しの要求する剣の「しなり」が表現されることがわかった。

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