イバード派イスラーム思想における人間関係論の形成と展開
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- 近藤 洋平
- 研究代表者
- 東京大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP24820009 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 24820009
- 研究種目
- 研究活動スタート支援
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 人文社会系 > 人文学 > 哲学 > 思想史
- 研究機関
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- 東京大学
- 研究期間 (年度)
- 2012-08-31 〜 2014-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 2,990,000 円 (直接経費: 2,300,000 円 間接経費: 690,000 円)
研究概要
本研究は、イスラームの一宗派であるイバード派における人間関係論の形成と展開、ならびにその思想の特徴の究明を試みた。作業にあたっては、西暦8世紀から12世紀に活動したオマーンのイバード派の著作を取り上げ、同派における人間関係論の鍵概念である「関わりを持つこと」(ワラーヤ)、「関わりを絶つこと」(バラーア)、そして「判断を停止すること」(ウクーフ)という各概念について考察するとともに、これら諸概念と関係の深い議論である、共同体への入信とコミットメント、信徒による犯罪の問題、そして指導者と臣民との関係についての議論などを分析した。